COLUMN
今年の新卒社員の給与が30万円に近い企業が大手企業を中心に増えています。20代30代が昇給し、50代は据え置きしている傾向があるようです。少子高齢化による若い社員の不足が原因とされ、人手不足は日本経済の大きな問題となっています。しかしながら新しく入社する方々の意識は、将来スキルを付けた後転職を希望する。入社してから会社の風土を見極めて離職も視野に入れているなど、勤労するという概念が今は大きく変化しているようです。現状多くの中小企業は人手不足に悩んでいますが、大手企業のようにマンパワーが充足した状況の企業が少ないため中小企業経営者は頭を抱えていますし、せっかく教えた技術やスキルが数年後、転職という形で喪失する可能性に危機感も感じます。人は今も企業にとって最も大切なものですので、経営する側も遠慮することなく人を育てるという意識で社員と接していく事が大切になっていくと考えます。